オンラインカジノをプレイするうえで絶対に知っておきたいことの一つ、「システムベット」。
いわゆる「攻略法」「必勝法」と呼ばれるようなもので、本記事で紹介する「マーチンゲール法」は「攻略法」を超えた「必勝法」です。

- マーチンゲール法とは?
- マーチンゲール法の使い方・使い時を知りたい!
- 実際にマーチンゲール法でどのくらい稼げるの?
本記事では、マーチンゲール法のやり方、向いているゲーム、勝率や期待値についてどこよりも分かりやすく解説していきます。
マーチンゲール法とは
マーチンゲール法とは、18世紀にフランスで考えられた「システムベット」の1種です。

倍プッシュしていくだけのとても簡単なシステムベットで、特にメモなども要らず、簡単に実践することが出来ます。
マーチンゲール法は、配当金が2倍以上のゲームの時に使えるシステムベットです。
ただし3倍、4倍の配当金がもらえるゲームの場合はリスクが大き過ぎるため、「勝率約50%、配当金2倍」のゲームで行うシステムベットと思っておきましょう。
マーチンゲール法のやり方
ルーレットの「赤黒賭け」を例にマーチンゲール法のやり方を紹介していきます。
ルーレットの「赤黒賭け」はマーチンゲール法を行うのに適した「勝率約50%、配当金2倍」のゲームです。
簡単に言ってしまうと、「勝ったら1周が終了、負けたらベット額を倍プッシュ」するだけです。
お金の動きはどうなるかと言うと、「どんな時でも1回勝てば、最初のベット額と同額の利益」が手に入ります。
マーチンゲール法が向いているカジノゲーム
カジノゲームで「配当倍率2倍・勝率50%」あるゲームは存在しません。

勝率49%以上あるカジノゲームは数少なく、条件も必要です。
しっかり下記に該当するカジノゲーム・条件で実践しましょう。
勝率約49%のゲーム
- ヨーロピアンorフレンチルーレットで、特殊ルール「アンプリゾン」or「サレンダー」がある
- バカラでひたすら「バンカー」に賭ける(勝率50%を超えられるが、配当倍率が1.95。)
バカラで「バンカー」に賭けることで勝率50%を超えることが出来ますが、配当倍率が1.95倍です。
実質、「配当倍率2倍・勝率約49%」と同じ価値がありますが、バカラは「引き分け」が多いため時間効率ではルーレットの方が上です。
ブラックジャックはベーシックストラテジーを徹底することで期待値が約99.7%まである美味しいゲームですが、勝率が最高でも約47%にしか伸びないため、マーチンゲール法には向いていません。
そのため、マーチンゲール法を試す際は特殊ルールの存在するルーレットで試すと良いでしょう。

いきなり勝った場合
マーチンゲール法の解説を行っていきます。
分かりやすいよう、全てにおいて「赤」を賭けていますが、実践する際は好きな方に賭けてもらって大丈夫です。
まず「赤」に「1$」賭けるところからスタートしましょう。
回数 | 1戦目 | 2戦目 | 3戦目 | 4戦目 |
ベット額 | 1$ | |||
合計ベット額 | 1$ | |||
結果 | 赤 | |||
勝敗 | 勝ち | |||
配当金 | 2$ | |||
収支 | +1$ |
・・・結果は「赤」。
いきなり勝利した場合は、美味しく「1$」を頂きましょう。
負けが続いた場合
続いて、負けが続いてしまった場合の解説を行います。
まずは初戦、「赤」に「1$」賭けるところからスタートしましょう。
回数 | 1戦目 | 2戦目 | 3戦目 | 4戦目 |
ベット額 | 1$ | |||
合計ベット額 | 1$ | |||
結果 | 黒 | |||
勝敗 | 負け | |||
配当金 | 0 | |||
収支 | -1$ |
・・・負けてしまいました。
現在、「合計収支-1$」です。
「マーチンゲール法」では、負けた場合に次のベット額を倍にします。
2戦目は、「1戦目のベット額1$」の倍である「2$」賭けて勝負します。
ここで勝てば、「2$賭け」に対して「4$配当」、初戦の負け額を計算に入れても「合計収支+1$」に持っていけます。
回数 | 1戦目 | 2戦目 | 3戦目 | 4戦目 |
ベット額 | 1$ | 2$ | ||
合計ベット額 | 1$ | 3$ | ||
結果 | 黒 | 黒 | ||
勝敗 | 負け | 負け | ||
配当金 | 0 | 0 | ||
収支 | -1$ | -3$ |
・・・また負けてしまいました。
現在、「合計収支-3$」です。
「マーチンゲール法」では、負けた場合に次のベット額を倍にします。
3戦目は、「2戦目のベット額2$」の倍である「4$」賭けて勝負します。
ここで勝てば、「4$賭け」に対して「8$配当」、2戦目までの負け額を計算に入れても「合計収支+1$」に持っていけます。
回数 | 1戦目 | 2戦目 | 3戦目 | 4戦目 |
ベット額 | 1$ | 2$ | 4$ | |
合計ベット額 | 1$ | 3$ | 7$ | |
結果 | 黒 | 黒 | 黒 | |
勝敗 | 負け | 負け | 負け | |
配当金 | 0 | 0 | 0 | |
収支 | -1$ | -3$ | -7$ |
・・・また負けてしまいました。
現在、「合計収支-7$」です。
「マーチンゲール法」では、負けた場合に次のベット額を倍にします。
4戦目は、「3戦目のベット額4$」の倍である「8$」賭けて勝負します。
ここで勝てば、「8$賭け」に対して「16$配当」、3戦目までの負け額を計算に入れても「合計収支+1$」に持っていけます。
回数 | 1戦目 | 2戦目 | 3戦目 | 4戦目 |
ベット額 | 1$ | 2$ | 4$ | 8$ |
合計ベット額 | 1$ | 3$ | 7$ | 15$ |
結果 | 黒 | 黒 | 黒 | 赤 |
勝敗 | 負け | 負け | 負け | 勝ち |
配当金 | 0 | 0 | 0 | 16$ |
収支 | -1$ | -3$ | -7$ | +1$ |
・・・やっと勝てました。
4戦目までに合計「15$」も投資してしまっていますが、勝ちさえすれば、必ず「合計収支+1$」に持っていくことが出来ます。
連敗数に応じてとんでもない投資額になってしまいますが、例え「20連敗」して投資額が「1,000,000$」を超えたとしても、21戦目で勝てば「合計収支+1$」です。
21戦目で負けたらまた倍プッシュですが、
勝負を続けることが出来れば勝率は49%、ほぼ50%あるので、いつか勝つことが出来ます。
この負けたら倍プッシュする賭け方こそが、「マーチンゲール法」というシステムベットになります。


1回勝ったら、マーチンゲール法完了です。
まだお金を稼ぎたいなら、また1$からベットしていきましょう。
もちろん2$や3$、10$からスタートしても問題ありませんが、その分連敗したときの投資金額の増え方がとんでも無いことになります。
マーチンゲール法は大体13連敗が限界
マーチンゲール法は連敗が続くとベット額が膨大になります。
確かに倍プッシュの連続に耐えるほどの資金を持っているのであれば、マーチンゲール法は「必勝法」と言えるでしょう。

しかし、そんな必勝法を許していてはカジノ側が潰れてしまうため、カジノ側はマーチンゲール法の対策を取っています。
その対策法とは、「ベット上限金額」です。
「ベット上限金額」をカジノ側が設けることで、プレイヤー側がその上限金額に達してしまった場合、マーチンゲール法が破綻してしまうのです。
ベット上限金額は大体「1,000$~5,000$」に設定されています。
最低ベット額が「1$」で最高ベット額が「1,000$」の場合ですと、一番少ない「1$」賭けからマーチンゲール法を使った場合、10連敗してしまうと11戦目の賭け額が「1,024$」となり、破綻します。

最低ベット額が「1$」で最高ベット額が「5,000$」の場合ですと、1$賭けなら13連敗まで耐えることが出来ますが、14戦目の賭け額が「8,192$」となり、ベット不可能なため破綻します。

ちなみに当サイトでおすすめしているカジノでは、ルーレットで最大150,000$というとんでもない金額を賭けることも出来ます。

このような「ベット上限金額」が存在するため、マーチンゲール法は約99.99%の確率で「1$」などの少額を得られるが、残りの少ない確率を引いてしまうと「8,191$」などの大金を失う、諸刃の剣のようなシステムベットとなっているのです。
マーチンゲール法で勝ちたいなら
マーチンゲール法は約99.99%の確率で「1$」などの少額を得ることが出来ますが、残りの約0.01%の確率で「8,000$」などの大金を失うシステムベットです。
この非常に高い勝率を利用することで、軍資金が「10,000$」もあれば、95%を超える確率で「100$」や「200$」程度なら勝ち取ることが出来ます。


勝率は下がりますが、軍資金「1,000$」ほどでも8割前後以上の確率で「100$」や「200$」を勝ち取ることが出来るでしょう。


日本国内でパチンコ・スロット短時間勝負を行い、1・2万円勝ちたいのであれば、勝率は高く見積もっても30%を下回ります。
しかしマーチンゲール法でカジノゲームを遊ぶことで「100$」や「200$」程度であれば、非常に高い勝率で獲得することが出来ます。
ただ、見事低い数字の「負け」を引いてしまった場合は大金を失ってしまうため、そこは「自己責任」で…
マーチンゲール法の「期待値」はマイナス
非常に高い勝率で「100$」や「200$」を手に入れることが出来るため、お小遣い欲しいな~というときにマーチンゲール法は役立つこともあるでしょう。
確かに勝てば良いのですが、低い数字を引いてしまい、負けてしまうととんでもない金額を失うリスクがあることを忘れてはいけません。
ベット上限5,000$のゲームで軍資金10,000$持っている場合、マーチンゲール法で初期ベットが「1$」なら13連敗まで耐えることが出来ます。
回数 | 11戦目 | 12戦目 | 13戦目 | 14戦目 |
ベット額 | 1,024$ | 2,048$ | 4,096$ | 8,192$ |
合計ベット額 | 2,047$ | 4,095$ | 8,191$ | |
勝敗 | 負け | 負け | 負け | 賭けられない |
配当金 | 0 | 0 | 0 | |
収支 | -2,047$ | -4,095$ | -8,191$ | |
確率 | 約0.06% | 約0.03% | 約0.016% |

勝率49%のゲームで、13連敗する確率は約0.015%、13連敗した時点で総投資額は「8,191$」。
逆に言うと、約99.84%の確率で「1$」勝利することが出来ます。
つまり、勝率約99.84で1$勝てて、約0.016%の確率で8,191$の負けとなります。
これを期待値を求める式に当てはめると、
勝率49%・13連敗まで耐えられる場合の期待値
{1$×0.9984+(-8191$)×0.00016}=【-0.31072$】
となり、1回の勝負ごとの期待値がマイナスとなってしまいます。
しかも、マーチンゲール法の期待値はかなり低いです。
普通にフラットベット(毎回同じ額をベット)するより長い目で見ると大きく負けてしまう可能性も秘めています。
- フラットベットだと勝ったり負けたり運任せだけど長い目で見るとあまり負けない
- マーチンゲール法だとほぼ全勝出来るけど、たまに来る負けが大きすぎて、何十万回と試行回数を重ねると大きく負ける


マーチンゲール法は勝率が高いため、100回200回程度の試行回数ならば95%を超える確率で全勝・つまり「100$」「200$」を手に入れることが出来ます。
しかし試行回数を増やせば増やすほど「負け」を引いてしまう確率が高くなり、しかも厳密には勝率50%以下の勝負をさせられているため、期待値はマイナスとなっているのです。

「マーチンゲール法は期待値がマイナスになるからやらないほうが良い!」という声もありますが、カジノゲーム自体、期待値がプラスになるものは存在しません。
「100$」「200$」程度ならば非常に高い勝率で得ることの出来る「マーチンゲール法」は、カジノゲームの楽しみ方のひとつと捉えておきましょう。
まとめ
カジノゲームの攻略法でも名高い「マーチンゲール法」について、やり方や勝率、期待値について紹介して来ました。
あなたが「1,000$」以上の軍資金を持っているのなら、オンラインカジノを小1時間楽しみながら9割もの確率で「100$」を手に入れることが出来るでしょう。
もちろん負けたら1,023$を失いますが、90%という高い確率と短い時間で「100$」を入手可能というのは、パチンコ・スロットに比べるととても魅力的に思えます。


- 軍資金無限・ベット上限無しならマーチンゲール法は「必勝法」
- 勝率50%・配当金2倍・ベット上限アリならプラマイゼロの「攻略法」
- 勝率49%以下・配当金2倍・ベット上限アリなら「楽しみ方のひとつ」
現実的には勝率50%で配当金2倍のカジノゲームは存在せず、勝率49%で配当金2倍が良いところなため、マーチンゲール法は「必勝法」でも「攻略法」でも無い、楽しみ方のひとつでしかありません。
長い目で見て、試行回数を何十万回と行えば負け超す可能性が高まりますが、それはマーチンゲール法を使っても使わなくても一緒。
非常に高い勝率で、お金がジワジワ増える実感を楽しみたい方は是非遊ばれてみてはいかがでしょうか?

